【要約・感想】『感性のある人が習慣にしていること』

あなたは、感性を養っていますか？

「感性というのは、生まれ持った才能のことで、養うことはできない」と感じているのではないでしょうか。

本書は感性を養うことで自分の可能性を引き出すことを目的とされており、著書は陶芸の名家に生まれで、アーティストとして世界中で活躍されている方で、

• 自分の軸を持てずに悩んでいる方
• クリエイティブ職に携わっている方
• 営業の知識として活用したい方

にとって、本書はおすすめの一冊です。

感性を高めることは、自分自身の軸を見出すことにつながるため、仕事やプライベートの判断にも役立ちます。

本書では、自分の好きなものに触れたり、思い出を振り返ったりすることで感性を刺激したり、自分自身について深く考えるといった、日々の習慣から感性を磨く方法が紹介されています。

感性を高めるための習慣をしっかりと身につけたい場合は、本書を実際に手にとって、自分自身の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

「感性のある人」とはどんな人？

感性がある人とは「自分で答えを出せる人」であり「自身の価値観や基準を持っている人」のことを指します。

それぞれがどういった意味合いなのかを詳しく紹介していきます。

自分で答えを出せる人

「自分で答えを出せる」というのは、外部からの刺激を感じ取り、自分の軸で判断する能力のことです。

例えば、

• 自分に似合う服やもの
• 自分にとって大切なこと
• 人の気持ちを理解すること
• 自分が好きなものや嫌いなもの

これらの価値観は正解がなく、それぞれが個人的なものです。

自分自身の価値観や基準を持っている人

感性がある人は、自分自身の価値観や基準を持っており、自分の人生について考えるときには、周りの意見に左右されずに自分自身のものさしで判断することができます。

感性は、自分自身の内側に向き合い、自分自身を知ることで磨いていくことが可能です。

例えば、

• 自分が何を大切に思っているのか
• どのような価値観を持っているのか
• どのような経験から自分自身を形成してきたのか

といったことを考えることが重要となります。

また、新しいことに挑戦したり、異なる文化や価値観に触れることでも感性を磨くことができます。

感性のある人の５つの習慣

感性というのは、日々の生活習慣を見直すことで養うことができます。

「感性のある人が大切にしている習慣」は次の5つです。

• 観察する習慣
• 整える習慣
• 視点を変える習慣
• 好奇心を持つ習慣
• 決める習慣

この習慣を真似ることで、あなたも「感性のある人」に必ずなれます。

観察する習慣

「観察する習慣」とは、日々のあらゆることを意識的に観察することです。

たとえば、肌の感覚で気温を当てる習慣があります。

具体的には「朝に窓を開けて、肌に当たる空気を感じ、気温を予想してみる」というものです。

予想したのちに、実際の気温を確認し、もう一度その日の肌の感覚を記録として感じてみましょう。

整える習慣

整える習慣は、日常の中でもっと広く応用できます。

衣服を整理するときには、季節外れのものは別の場所に保管するなど、使わないものを別にしておくとスッキリとしたクローゼットが手に入ります。

また、文具を整理するときには、よく使うものは手の届きやすい場所に置いておくことで、いつでもサッと使える状態を作ることができます。

さらに、自分のデスク周りを整理することで、仕事の効率が上がり、思考もスッキリします。

視点を変える習慣

世界は多面的で、同じものでも違う立場から見ると、一変することがあります。

しかし、私たちは無意識に、これまでの人生で生じた認知のズレや偏見などの影響を受けています。

こうした影響にとらわれず、物事を正しく把握するために、視点を変える方法があります。

その方法の一つが、地図を反転させて見てみることです。

地図を見ているときに、大陸の部分がふとした瞬間に海に見えるとか、今まで見えていなかった部分が目に留まるなどの発見があるはずです。

好奇心を持つ習慣

感性のある人は、自らの好奇心を刺激するために様々なことに興味を持ち、新しい経験を積むことを習慣としています。

自分が住んでいる土地のことを実はよく知らない…。ということ感じたことはないでしょうか？

生まれ育った場所であっても、その土地のことを敢えて調べようとはしないものですよね。

なので、例えば「地元の名産をプレゼントする」ことで、自分の住む地域に目を向ける良い機会を作ることができます。

プレゼントする品物には、その土地に関するストーリーやエピソードがある場合が多いので、相手の記憶にもより一層印象的なものとなります。

決める習慣

感性豊かな人は、小さなことからでも自分で決断し、それを信じ抜くことをが大切にしています。

現代社会は複雑で予測不能な要素が多く含まれており、正しい答えが存在するわけではありません。

正しい正解を選ぶことが大切なのではなく、自分で決めたことを正解とする心が大切です。

『感性のある人が習慣にしていること』を読んだ感想

「感性がある」というフワッとしたイメージを明確な定義を持って、言語化しているのが、非常にわかりやすかったです。

「この人は、感性がある人だなぁ。」と感じていた人のことを想像しながら読むことで、共通点が多く見つかり、共感がもてました。

「感性がある人」に憧れがあり、自分もそう見られたい！と強く感じるので「感性がある人の習慣」を真似し、少しづつでも自分自身を磨きながら、ビジネスやプライベートに活かしていきたいと思いました。