【要約・感想】イマドキ部下を伸ばす7つの技術|40代は必見

あなたは上司として、部下から信頼を得ることができていますか？

時代の変化に伴い、若手社員とのコミュニケーションに悩むアラフォー世代の方も多いのではないでしょうか。

しかし、仕事は1人でやるものではありませんし、上司として部下を育てる必要があります。

本書では、イマドキ部下とのコミュニケーションに不安を持っている方に向けて、イマドキ部下が持つ考え方や価値観、そして、イマドキ上司に必要なことが紹介されています。

若手社員とのコミュニケーションに悩むアラフォー世代の方は、ぜひ実際に手にとって読んでみてはいかがでしょうか。

この記事の内容は、YouTubeでもご覧いただけます。

イマドキ部下の特徴

イマドキの部下の特徴として「曖昧さを許容しない」というのが、アラフォー世代と大きく違う点です。

特に仕事においては、会社のルールや指示に対しても、ハッキリとした理由がないと動かない場合があります。

そして、

• 早期に結果を求める
• 明るい未来よりも失敗しないことを好む
• プライベートを重視する
• 他人の評価を気にする
• 指示以上のことは動かない

といった傾向がみられます。

上司が変わらなければイマドキ部下は成長しない

社会の変化に伴い、部下の能力や経験には多様性が生まれています。

かつての指導方法をそのまま使っていては、現代の部下には合わないため成長できません。

現代は労働市場が変化し、人材が企業を選ぶ時代になったため、立場としての上司は通用しなくなっています。

また、イマドキの若者はプライベートを優先し、成功体験が少なく、早期的な成功を求める傾向があるため、上司は適切なコミュニケーションを設計する必要がある。

若手社員との接し方が分からない、指示の出し方が分からない、やる気を引き出したい、良い上司と思われたいという場合は、柔軟な大人になり、仕事をスムーズに行うために、若手社員と接する方法を学ぶことが重要なんです。

イマドキの若手社員に合った接し方をあなたが学ぶ方が、生産的で円滑なコミュニケーションを図ることができます。

イマドキ部下とのコミュニケーションの取り方

部下を成長させるためには、なんと言っても日々のコミュニケーションが非常に重要となります。

一緒に仕事をする上で、部下と共通のビジョンや考え方を共有し、理解しあうことが大切です。

そこで、あなた自身が部下からどのように見られているかが重要となり、信頼を勝ち取るためには、自信を持って堂々とした立ち振る舞いをすることが必要となります。

これらの条件を踏まえ、部下を成長させるためには、上司である、あなた自身から積極的にコミュニケーションを取り、信頼を築くことが大切です。

信頼関係は態度で示す

仕事の忙しさが増すと挨拶を怠ったり、余裕がなくなりがちですが、このような状態では部下からの信頼を失い、コミュニケーションが難しくなります。

イマドキの部下はプライベートを優先するため、余裕のある上司が必要とされています。

上司であるあなたは「忙しい」と言わず、余裕のある姿を見せるように心掛けるべきです。

余裕のある上司は、自然と話しかけられることも増え、部下の成長に繋がります。

部下との接触頻度を増やす

忙しいという言葉を使わずに、部下からの問いかけには即反応し、ポジティブな言葉を使い、プライベートの話を組み込み、体全体で話を聞くようにすることが、円滑なコミュニケーションを取るための重要なポイントです。

忙しさを見せないように、常に業務改善して余裕を持ち、部下との接触頻度を増やしましょう。

イマドキ部下には待つのが基本

イマドキ部下の成長には「できるようになるまで待つ」というスタンスが必要です。

ブラックな会社では完璧にこなせと言われることもありますが、部下には、行動して経験する時間が必要なので、上司はその時間をしっかりと待つべきなんです。

部下が自分で答えを出すことで深く理解できるようになるので、上司は辛抱強く待ち、支援することが大切となります。

口だけでは部下はついてこない

部下からの信頼を得るには、口だけではなく、上司であるあなた自身もプロフェッショナルとして仕事に取り組む姿勢が必要です。

いつの時代でも口先だけの上司は信頼されず、部下もそんな上司の指示には従いたくないものです。

結果を出せる上司であることが重要で、過去の成果によるものだけでポジションについている場合は、自身の働き方を見直す必要があります。

管理者として楽をしようとしていると、部下も成長しません。

そうすることで、部下も上司の背中を見て尊敬し、自分（部下自身）も行動しなければならないと感じるはずです。

口先だけの上司ではなく、あなた自身が手本となる行動することが信頼につながります。

イマドキ部下を伸ばす7つの技術を読んだ感想

いつの間にか「最近の若いものは・・・。」という言葉を自分自身が使うようになるのが、30代〜40代です。

私自身、年々、ジェネレーションギャップが強まっていると実感していたので、若手の考え方を理解するために手に取った「イマドキ部下を伸ばす7つの技術」は非常に参考になりました。

社会は若手が新しい風を吹かせてくれて、イノベーションが起きていくものなので、若手を腐らせず、イキイキとさせることが上司の役割であるということを改めて実感しました。