【要約・感想】新時代の話す力-「話す力」を高める10のポイント

日々のコミュニケーションに欠かせないのが会話ですが、いざ相手と向き合い話をするとなると、なかなかうまく伝えられなかったり、相手とのコミュニケーションがうまくいかなかったりすることはありませんか？

SNSの普及でテキストベースでのコミュニケーションが増える一方、対面での会話が苦手で「話す力」に自信がない人は増えています。

しかし、これからの時代では、これまで以上に「話す力」が重要であると著者は述べています。

話す力を身につければ、相手との信頼関係を築きやすくなり、仕事でのパフォーマンスがあがるだけでなく、男女問わず人にモテる存在になれます。

あなたも、これからの時代に必要な「話す力」を身につけるために、実際に本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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「話す力」とは「人から求められる力」

「話す力」とは「人から求められる力である」と著者は主張しています。

話す力では、相手の心に訴えかけ、共感を生み出す力であり、相手の立場に立った上で、分かりやすく、説得力のある言葉を選んで伝えることが求められます。

また、話す力はプレゼンテーションや営業、コミュニケーション能力の高さが求められる職種など、多くのビジネスシーンでも必要とされる能力です。

話す力を養うことは、自己表現能力を高めることにもつながり、自信を持って自分の意見や考えを伝えることができるようになります。

話す力を高める3つのメリット

コミュニケーション能力は、社会で成功するために不可欠なスキルです。

その中でも、話す力を高めることは、仕事やプライベートで大きなメリットがあります。

具体的なメリットとして、

• 仕事のパフォーマンスが上がる
• 相手との信頼関係を構築しやすくなる
• 男女問わず人からモテる

の3つを紹介します。

仕事のパフォーマンスが上がる

仕事においては、上司や同僚、顧客とのコミュニケーションは欠かせないですよね。

また、自分の意見を的確に伝えることができるため、仕事のミスを減らし、生産性を高めることができます。

相手との信頼関係を構築しやすくなる

話す力があれば、相手の話を理解し、共感することができるため、相手との信頼関係を築きやすくなります。

男女問わず人からモテる

話す力がある人は、男女問わず人に好かれます。

また、話し方によっては、あなたのことをより魅力的に見せられるので、恋愛、ビジネス、交友関係とあらゆるシーンで役立ちます。

「話す力」を高める１０のポイント

ここからは、「話す力」を高める10のポイントを紹介します。

1つ1つは簡単なことで、意識するだけですぐにでも実践できる内容なので、ぜひ、あなたの会話に取り入れてみてください。

場数をこなす

話す力を高めるには、とにかく話す場数をこなすことが重要です。

少しハードルは高いですが、人前で話す機会が少ない場合、練習のためにスピーチ大会やトークイベントなどに参加することは非常に有効です。

価値観を押しつける話は息苦しい

あなたが話をしている際に、相手が自分の価値観を押し付けてきた場合、息苦しく苦痛を感じますよね？

これは、話し手が誰であろうと同じです。

話は短くし、文末をごまかさない

話す力を高めるには、話を短くまとめることが重要です。

また、文末をごまかすような話し方は、相手に不信感を与えることがあるので、的確な表現で、簡潔に話すように心がけましょう。

全体的に話を速め、大切なポイントだけゆっくり話す

話をスピーディーに進めることで、相手の興味を引きつけることができます。

しかし、大切なポイントだけはゆっくり話してみてください。

こうすることで、あなたの話の内容を相手に理解してもらいやすくなります。

話は１.２倍速、その間に一拍入れる

話し方のリズムを整えるために、話を1.2倍速で進めることがおすすめです。

ただし、急いで話しすぎると、聞き手がついていけなくなってしまうことがあるため、適度な間を空けることがポイントとなります。

 口を挟まずに相手の話に耳を傾ける

コミュニケーションでは、話すだけでなく、相手の話を聞くことも非常に重要です。

相手の話を途中で遮ってしまうと、相手が話したいことが伝わらなくなるため、口を挟まずに相手の話にジッと耳を傾けることがとにかく大切です。

ただし、相手の話に共感したり、質問をすることで、相手とのコミュニケーションがより深まるので、絶対に口を開かないというのは違います。

相槌のレパートリーをいくつか持つ

相手の話を聞く際は、適度に相槌をうつことで、相手が話しやすくなります。

相槌は、うなづきや「そうですね」など、いくつかの種類を用意しておき、相手に合わせて相槌を使い分けてみましょう。

相手の話を要約し、会話にタイトルをつける

相手の話を要約することで、相手の話を理解できていることが相手に伝わります。

さらに、会話にタイトルをつけることで、話題を明確にし、よりわかりやすく話をまとめることができます。

ただし、要約やタイトルは相手の意図を無視しないように注意しましょう。

あなたと話すことを楽しみにしていたことを伝える

相手とのコミュニケーションが楽しいと思うことを、恥ずかしくても相手に伝えてみましょう。

また、相手との信頼関係を構築することにもつながります。

ただし、あまりにも過剰な表現は相手に嫌がられたり、変な誤解を生んでしまうので、適度な表現で伝えることが大切です。

会話をリードするムードメーカーになる

あなたが会話をリードすることで、相手との会話を楽しんでいることをアピールすることができます。

また、会話が弾むことで、相手との信頼関係を構築することにもつながります。

ただし、相手に不快感を与えるような話題は避けるようにしましょう。

「声」と「話す力」の未来予測

声や話す力は、昔も今も人と人とのコミュニケーションに欠かせないものです。

未来予測としては、AI技術の進歩によって、自然言語処理や音声合成技術が飛躍的に発展し、人工的に作られた声がますます自然なものになっていくのは間違いありません。

一方で、AIによって代替される可能性がある職業もあります。

例えば、自動音声応答システムによって、すでに人間によるコールセンターやカスタマーサポートの仕事が減少しています。

AIの技術が発達していくからこそ、あなたの声や話す力を高めることは、活躍の場を広げてくれる重要なスキルだと言えます。

「新時代の話す力」を読んだ感想

本書は、「話す力」のポイントが具体的で非常に参考になりました。

私自身、発信をしている立場ですが、コミュニケーション能力に自信があるわけではありません。

相手の話を聞くことや話のスピード、相槌の使い方など、まだまだ改善できる点が多いことに気づくことができました。

本書で紹介されている内容を意識して、今後のコミュニケーションに活かしたいと思います。